202205 事務局だより

事務局です。博物館周辺にスペースLABOとアウトレットが完成しました。

ゴールデンウィークは多くの人でした。友の会は総会、研究発表をWEBで、

懇親会は中止となり、会員の皆さまとお会いする機会がなく大変残念です。

チクシブサンショウウオの写真をいただきましたので掲載いたします

チクシブチサンショウウオ成体オス
チクシブチサンショウウオ卵のう

チクシブチサンショウウオは標高の高い山林に生息し、谷を流れる小さい渓流で石の底に産卵する。2022年の産卵期には雨量が少なく、産卵が正常に行われるか心配していた。そこで5月7日両爬研究部会の有志3名で八幡東区にある産卵地を調査した。

 渓流の水量は乏しくなかなか卵のうを発見できなかったが、卵のう2対と成体オス1匹を発見した。卵のうは2匹のメスが産卵時期をずらして産卵したもので、成体オス1匹は卵のうの下にいた。オスは産卵に現れるメスを待っていたのであろう。

 写真撮影後は産卵されていた石を、卵のうを傷つけないようにしながら元の場所に埋め戻し、成体オスを石の底に放した。(本文・写真 中野紘一)